綺麗な柔らかい音、なかなか難しいんですよね。でも他の回答でも度々述べていることなんですけど、「綺麗な柔らかい音」ばかりが必ずしも良い音とは限らないのですよ。
近くで聞いて耳あたりの良い「綺麗な柔らかい音」は、離れて聞いてみると貧弱な細い音に聞こえるなんてこともしばしば。それより今はしっかりと楽器が鳴らせているかどうかが大切では。
「暖かい息で」「上の歯に圧力をかける」 「口の中を縦に開ける」「口に力を入れすぎない」・・・これらはいずれもリードの振動を殺さずに元気に鳴らすための示唆だと思います。
雑誌ザ・クラリネットで加藤氏が最近述べていた「個人の持っている音質は持って生まれた声のようなもので基本的にはかわらない。」「音の美しさは音色そのものよりも発音に鍵があるのでは」という意見に僕も賛成です。「発音」を見直すだけで音はまったく別物に生まれ変わります。
この「発音」に関して、今月発売のザ・クラの僕のコーナーでも触れてますので読んでくださいね。ひょっとするときよさんの音は「キツく」ないのかもしれませんよ。
(2006/01/20)
【谷口英治】