嬉しいね、ジャズクラリネット奏者になりたいなんて。
いただいたご相談へのお答えは、まさに当サイトQ&Aコーナーの40番にあります。それを読むことを前提に、以下は追加意見。
同回答では楽器の習得には音大(クラシック科)をすすめるようなことを述べましたが、最終的にジャズをやりたいのならば果たしてそれはどうなのだろうか、といろいろなケースを見るにつけ昨今の僕は考えてしまいます。あなたの楽器のスキルを正しい方向へ導きつつジャズプレイヤーとしての資質も最大限伸ばす、そんな指導者に出会えればよいのですが、現実にはジャズを含めた様々なクラリネットミュージックを正しく理解している指導者は必ずしも多くはないような気がします。もちろん正しい奏法を身につけることは重要ですが、イコール音大行き、ではないですよね。優れた先生に個人的にレッスンを受けることだってできる。
またジャズは習ってうまくなる音楽ではないと思います。上手いヤツは習わなくたってできるし(そのうえで習うのは無駄ではないけど)、ダメなヤツはどんないい先生についてもジャズは無理。要は「ジャズは自分でやらなきゃダメ」だってこと。誰かにどこかで習ったからなんとかなる、なんてものではないんです。
ということを踏まえて、進路を自分で決めてください。ちなみに僕の場合は良いジャズサークルのある普通大学を目指しました。その選択は間違っていなかったと思います。もちろん音大(クラシック科)も活用の仕方によっては大いに「あり」です。また、宣伝になっちゃうけど、僕のいる洗足学園音大のジャズクラリネット科という選択肢もあります。まぁ僕のことはさておき、ジャズ演奏&理論の最先端を行く優秀な講師がそろっているので、真剣にジャズをやるつもりなら考えてもいいかも。
(2006/01/20)
【谷口英治】