「音楽は楽しまなきゃ」ってことがよくわかっているようなので、それはとてもよいことだと思います。
ジャズは効果的な指導法、練習法が確立されづらい音楽。なぜなら「個性」をもっとも尊いと考える音楽だからです。ちょうど最近BBSに書き込んでくれた方へのお返事でも言ったことなんだけど、結局は自分でやるしかないんです。他人に教わった経験ゼロでここまできた僕が言うんだから本当です。
しかし、危険なのは「個性」を振りかざして、我流で通そうとしてしまうこと。ヘタなのも個性!みたいにカン違いするのはとんでもないです。そこに良きアドバイスをしてくれる先輩や指導者(あるいは優れた指導書でもいい)がいてくれること、そしてつねに自分がそういう意見にきちっと耳を傾ける謙虚な姿勢でいることが大切です。
これから未知の可能性が広がっているようですね。今はあせらずにひとつひとつ積み重ねていく時期でしょう。ピアノをやるならまずピアノの基礎をきちっと訓練する、これはジャズであろうとクラシックであろうとゼッタイに必要。僕だって今だに練習時間の半分以上はスケール練習などの基礎トレーニングです。あとは「ピアノで遊び」ながらホンモノのジャズはどんなことをやっているかを研究していくこと。初心者向けに弾きやすくアレンジされたジャズピアノの曲集もあるし、もう少しレベルが上がれば名手の演奏を採譜したものも出版されてます。またいっそのこと自力で名手の演奏を採譜してみるのもいいかもしれません。
気がつくと夜になるくらい夢中になれるものがあるのはシアワセなことだぞ!
(2006/01/20)
【谷口英治】