こんにちは。 高校時代からバスクラを始めて、クラを買って…といろいろあって現在大学軽音楽部に入って 本 格的にジャズに取り組みます。 僕はベニー・グッドマンのジャズを中心に聴いてきたのでジャズにクラリネットは当然だと思ってい たんですが、部ではカウントベーシーのが多いみたいなので、クラリネットはサブ楽器…。というわ けで、クラと平行してサックスを練習します。 …タンギングとか吹き方とかわからないことだらけです。先輩はみんなサックスで、ジャズクラリネットというものがいまいちつかめません。 もしよろしかったら何かアドバイスをいただけませんか? (掲示板よりQ&Aを編集して掲載します)
そうなんです。ビッグバンドにはクラリネットの指定席がないんですね。しかしサックスセクションの中でクラリネットがちゃんと吹けるというのは大きな武器になります。グッドマンはもちろんグレン・ミラーもの、デューク・エリントンものなどクラリネットが不可欠なビッグバンド作品は多いですからね。クラリネット中心でいきたいのならば(僕は個人的にぜひそうしてほしいけど)たしかにビッグバンドではその欲求が満たされにくいとは思いますが、実力をつけてグッドマンのようにバンドを率いるソリストを目指してみては。ビッグバンドをバックにクラを吹くのは最高の気分ですよ。 それからサックスとの演奏上のかねあいですが、まずは奏法が似ているからと言って混同しないこと。 サックスはサックス、クラはクラと、相違点を強調するつもりでアプローチした方が、双方うまくいくと思います。その上で先輩達の演奏のニュアンスをよーく真似て下さい。ジャズの演奏で大切なのはジャズのフレーズ=「ジャズの言葉」に適した発音とイントネーションそしてリズムです。例えば通常「タタタタ」の八分音符がジャズ語では「ドゥダドゥダ」になるような。これは日本語と英語くらい違うので、きちんとできない人はどんなにテクニックを駆使して吹いても一生スイングしません。そしてこれは全ての楽器に共通のものなので、サックスでつちかったセンスがそのままクラリネットでもいかせるというわけです。がんばって!【谷口英治】。 【谷口英治】 アドバイスありがとうございました。 楽器はバリトンサックスになりました。クラとバリトン、アンバランスだけどがんばります。 ドゥダドゥダは練習しているんですがなかなか上手くいきません。 あと最近、腹式呼吸とか首が膨らむのとかができていないことに気づいて、 練習中ですがこれもなかなか上手くいきません。 なんかコツというか、わかりやすい練習法とかあれば教えてほしいのですが。 腹式呼吸に関してはいろんな説があるのですが、僕がみなさんにすすめているのは「あまり気にしないこと」です。腹式呼吸と称して無意味にお腹を膨らませたり、その結果身体に力が入ってしまったりしている例が多いからです。息を吸うのはあくまでも胸。腹ではありません。普通にたっぷり息を使って演奏していれば腹式呼吸になっているはずです。ある本に「呼吸とは生命維持のための最重要な行為。演奏することでそれを妨げてはならない。あくまでも自然に吸いその呼気を利用して吹くのだ」とありました。その通りだと思います。 首も膨らめばいいというものではありません。むしろ膨らみ過ぎはマイナスになります。これも吹く際の気圧の変化で自然に膨らむ、これで十分です。首や咽に力が入っていると膨らみません。クラやサックスを吹くのに力が必要なのは唇の周囲だけです 【谷口英治】 ありがとうございました。 気にせずに力を抜いてですね。 質問ばかりで申し訳ないのですが、ドゥダドゥダがなかなかうまくいきません。 これのいい練習法とか教えていただけませんか? 聞こえ方が「ドゥダドゥダ」なのであって、吹く時に口の中でそう発音してはダメですよ。僕は「ドゥ」のところは立ち上がりのはっきりした真直ぐなロングトーン、「ダ」のところはそれの太くて短いヤツ、というとらえ方をしています。いずれも大切なのは瞬間であっても「立ち上がりの良い真直ぐなロングトーン」であるということ。それからできるだけすき間が空かないようにすること、つまりレガートタンギングと同じです。音が真直ぐでなかったり、すき間が空いたりすると「ランラ、ランラ」「タッタ、タッタ」という、おおよそジャズっぽくない八分音符に陥ります。「タラーリラッタラッタうっさぎっのダーンス」ではなく、「ダドゥーダドゥーダドゥーダうーさぎーのダーンス」といった感じね。 【谷口英治】 なるほど。 先輩には息で押しちゃいけないとか、アンブッシュアを変えちゃいけないとか言われたんですが正直よくわからなかったんです。 サックスでは先輩に一応OKをもらったんですが、クラリネットになるとどうもまだまだなんですよ。 具体的にどのようにするのかっていうのがまだよくつかめません。 できたと思ったら今度は音が変だったり、乱暴だったりします。 たしかにクラリネットではサックス以上に大袈裟にやらないとジャズ(とくにビバップ以降)のフレージングはうまくできません。大学時代そこに気づいた僕は、サックスの中でも特にアーティキュレーションがはっきりして極端なプレイヤーを選んで、その人たちのレコードに合わせてクラリネットで何度も吹いてみました。特に参考になったのはフィル・ウッズのアルトです。・・・・えーと、質問に対する答えにはなってないですが、「具体的には」というのはあくまでも自分の身体の中で起こっている現象なので、言葉で表現したところでうまく伝わるかどうか。要は「どのようにしたいか」という結論が見えていれば、それに少しでも近付けるように自分で工夫する、これがジャズのやりかたです。「音が変だったり、乱暴だったり」ということに自分で気づいていたら大丈夫! 出口は近いぞ! 【谷口英治】
腹式呼吸に関してはいろんな説があるのですが、僕がみなさんにすすめているのは「あまり気にしないこと」です。腹式呼吸と称して無意味にお腹を膨らませたり、その結果身体に力が入ってしまったりしている例が多いからです。息を吸うのはあくまでも胸。腹ではありません。普通にたっぷり息を使って演奏していれば腹式呼吸になっているはずです。ある本に「呼吸とは生命維持のための最重要な行為。演奏することでそれを妨げてはならない。あくまでも自然に吸いその呼気を利用して吹くのだ」とありました。その通りだと思います。 首も膨らめばいいというものではありません。むしろ膨らみ過ぎはマイナスになります。これも吹く際の気圧の変化で自然に膨らむ、これで十分です。首や咽に力が入っていると膨らみません。クラやサックスを吹くのに力が必要なのは唇の周囲だけです 【谷口英治】
聞こえ方が「ドゥダドゥダ」なのであって、吹く時に口の中でそう発音してはダメですよ。僕は「ドゥ」のところは立ち上がりのはっきりした真直ぐなロングトーン、「ダ」のところはそれの太くて短いヤツ、というとらえ方をしています。いずれも大切なのは瞬間であっても「立ち上がりの良い真直ぐなロングトーン」であるということ。それからできるだけすき間が空かないようにすること、つまりレガートタンギングと同じです。音が真直ぐでなかったり、すき間が空いたりすると「ランラ、ランラ」「タッタ、タッタ」という、おおよそジャズっぽくない八分音符に陥ります。「タラーリラッタラッタうっさぎっのダーンス」ではなく、「ダドゥーダドゥーダドゥーダうーさぎーのダーンス」といった感じね。 【谷口英治】
たしかにクラリネットではサックス以上に大袈裟にやらないとジャズ(とくにビバップ以降)のフレージングはうまくできません。大学時代そこに気づいた僕は、サックスの中でも特にアーティキュレーションがはっきりして極端なプレイヤーを選んで、その人たちのレコードに合わせてクラリネットで何度も吹いてみました。特に参考になったのはフィル・ウッズのアルトです。・・・・えーと、質問に対する答えにはなってないですが、「具体的には」というのはあくまでも自分の身体の中で起こっている現象なので、言葉で表現したところでうまく伝わるかどうか。要は「どのようにしたいか」という結論が見えていれば、それに少しでも近付けるように自分で工夫する、これがジャズのやりかたです。「音が変だったり、乱暴だったり」ということに自分で気づいていたら大丈夫! 出口は近いぞ! 【谷口英治】
© Taniguchi Eiji /音楽事務所アーテム 1997-2007
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