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  始めまして、僕は今年でクラを吹いて1年ぐらいのものです。
この間ザ・クラリネットという雑誌の中にとても興味ぶかい記事があったので、
ぜひ、先生の意見を聞きたくてメールしました。
内容は、サックスを吹くと息のコントロールや音楽表現、アンブシュアが固くなるのをふせぐのにとても良いと書いてありました。また、フルートはアンブシュアを整えるのに良いとも書いてありました。僕は、FLには前から興味があったので、もしFLを吹くことでクラにも良い影響があるなら少し吹いてみようと思っていますが、どうおもいますか?
ぜひ、意見を聞きたいです。




実は私も持ち替えでアルトサックスを吹いていますし、以前はフルートを吹いていました。結論から言うと他の楽器にトライすることはとてもプラスになります。それは同じ木管はもちろん金管、打楽器、弦楽器、鍵盤楽器、歌どれでも自分の音楽性、演奏技術を高めるのに大いにプラスになると思います。
 
 サックスを吹くことでより柔軟な唇のコントロールを身につけられるというのは事実ですし、私の経験からするとフルートは息の使い方の大変良いトレーニングになりました。
 
 ただし、要注意なのはあなたがクラリネットを始めてまだ1年くらいということ。基本的なフォームができあがらないうちに他の楽器に手を出すと、奏法上技術的な混同混乱が生じるおそれがあります。またひとつの楽器をマスターするには特に初歩の段階においてある程度まとまった時間を割く必要があります。つまり複数の楽器に手を広げるとひとつの楽器に打ち込む時間が削られ、それこそ「あぶ蜂とらず」「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということになりかねません。ですから、まずはある程度自由に操れるようになるまでクラリネットに打ち込んでみてはいかがでしょう。
 
 もちろんいろんな楽器に触れることは音楽の楽しみのひとつです。「今はクラリネット一筋の自分だけど・・・」という前提で、たまには「お遊び」で他の楽器にトライするのはいい気分転換になるかもしれんよ。

【谷口英治】


 




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