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 こんにちは。私は、今高校の吹奏楽部でクラリネットをふいています。
 
 先日、部内で個人の上達っぷりを見るという目的で「ソロコンテスト」という 行事が行われました。私は、「G線上のアリア」を演奏しました。 講評には、「音色がいい」「高音にのびがある」などほめていただいた点も あったのですが、「息のスーッという漏れた音がする」と「もっとうたってほしい 」 というのが大半をしめていました。息漏れについては、この行事のまえから ずっと注意していたのですが、フォルテで吹くとどうしても息が横からもれてしま うのです。そして、表現についてですが一応原曲をきいてそういう感じにふいたつ もりなんて゜すけど、なにか足りないものがあったのか、仲間達には、つたわらな かったようです。
 
 だから息漏れについてと音楽的表現(すごく抽象的ですいません)を教えていただ きたいのです。よろしくおねがいします。




 ピアニッシモで演奏する時に余分な息を漏らしながら演奏する人がいます。近くで 聞いていると結構耳障りなのですが、ホールなどで離れて聞く分にはクラの音色だけ が届き息の音はほとんど気になりません。つまり最終的にどのように聞こえているか ということと、遠くまで通るよく響く音が出ているかどうかが重要で、手元での雑音 (息の音やキイノイズなど)はあまり気にしなくてもいいかもしれません。
  
 ジャズの場合は雑音も大切な表現のひとつであり、ブレスやタンギングのノイズを 効果的にブレンドして用います。ですから「息のスーッという漏れた音」が必ずしも 「いけないこと」なのかどうかは簡単には決めつけられないと思います。
 ただし、「フォルテで吹くとどうしても息が横からもれてしまう」というのは奏法 的な問題があるかもしれませんね。僕の経験から考えられる原因としては・・・

<1>フォルテで吹く時に力んでしまっていて唇やのどの柔軟性が失われている 
<2>フォルテで吹く時に息の圧力を支えきれずにアンブシュアがくずれている
<3>仕掛け(マウスピースやリード、その組み合せ)があなたのパワーに合っていない ・ ・・です。

 <1>の場合フォルテで吹けば吹くほど音の線が細く堅く、つまったような音色に なっているはず。クラは力んで吹くと絶対に良い音は出ません。特に上体をリラック スさせ、体の重心を低くイメージし、強い音を出そうとするのでなくよく響く音を目 指しましょう。

 <2>の場合ピアニッシモにくらべてフォルテのピッチが低いはず。だからといっ てフォルテの時にアンブシュアをきつめにするのはもっとよくない。正しいアンブシ ュアと腹式呼吸を心がけましょう。ピッチも「腹で支える」イメージです。

 <3>マウスピースには息がよく入る(通る)のとそうでないものがあります。で も息がぶりぶり入ればいいかっていうとそうともかぎらないのが奥の深いところ。い ろんなマウスピースを試してみるともっとしっくりくるものがあるかもしれません。 これはリードに関しても同じことが言えます。
 
 最後に音楽的表現について・・・う〜ん難しい、何を言えばいいかなぁ。まぁどん な音楽でも楽譜上の表現にとらわれすぎないことかな。アンサンブルでもソロでも楽 譜上で「ここは優しくささやくように」とか「徐々にふくらましていって・・・」と か「この音符はもっと短く鋭く」とか、で、それを物理的に楽器の演奏に置き換えて いく・・・それはそれでとても重要なことなのですが、それは何のためか、そういっ た技法によって表現したいものは何か、あるいは自分自身はどう表現したいか、等々 を考えることが大切だと思います(抽象的でスミマセン!)。
 後はとにかく名演をた くさん聞きまくりましょう。クラはもちろんその他の楽器の演奏も。僕個人は(ジャ ズですが)よく「ここのフレーズはバイオリンのように歌いたい」「トランペットの ように・・・」「パーカッションのように・・・」と他の楽器のニュアンスをイメー ジして演奏します。そうすることによってクラリネットの表現力がぐんぐん広がって いくと思うんです。

【谷口英治】


 




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