指をずらすようにしながらトーンホールを徐々に開けるとグリッサンド状態になる
のはご存じですよね? この方法で2度〜5度位の音程のグリッサンド(例えばlow
Cからその上のGくらいまで、左手を薬指、中指、人指し指、親指の順に滑らせるよ
うにトーンホールを開けていく)は可能です。
ガーシュイン作曲のラプソディ・イン・ブルーの冒頭のような1オクターブにわた
るグリッサンド(midle Cからhigh C)の場合、これに唇のコントロールが必要にな
ってきます。例えばhigh Cをロングトーンしながら下唇少しずつ緩めてみましょう。
この時唇の端から息が漏れないように気をつけ、お腹で支えた太い息を送り込むよう
にします。上手くできるようになればhigh Cの指のままC〜B〜Bbなどのピッチを吹き
分けられるようになります。この緩いアンブシュアでピッチが下がった状態の時はグ
リッサンドがなめらかにかかりやすく、先ほどの指ずらしを併用すればより広い音程
間でのグリッサンドが可能になります。
・・・と言葉で説明するとこんな感じですが、実際には指ずらしと唇の微妙なコン トロールとのタイミングなど、いろいろ工夫して何回も練習しないとなかなか上手く いかないかも。 midle Cからhigh Cのグリッサンドについて、僕なりのやり方を細かく説明します
。 midle CからDに移る瞬間(C#のキイは使いません)にアンブシュアを緩めます。こ
こでは厳密にはグリッサンドはかかりませんがDの運指においてはかなり低めのピッ
チになります。そのアンブシュアを保ったままトーンホールを指を滑らせながらhig
h Cの運指まで開けていきます。この high Cのピッチは低めになっているはずなので
、唇を元のアンブシュアに戻し正規の high Cのピッチにしゃくり上げます。
訓練すればその上のFやGまでグリッサンドでつなげることも可能です。がんばって
トライしてみて下さい!
【谷口英治】
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