<Q>
 初めまして、いつもCD等を聴かせていただいてます。
 私もまだまだ未熟ですがジャズクラリネットを吹いてます。水戸市のレストランで毎週ピアノとデュオで演奏してます。お聴きしたいことの一つは、エアメイルスペシャルをBフラットのキイで演奏するときに、右の小指をずらすような動きのところがありますが、どうやったら早くできるのでしょうか?(なかなかうまくできません)
 あともう一つは、比較的によく出てくるキイ(Bフラット Eフラット C やF、G)などは、楽なのですが、難しいキイになると途端にアドリブがおとなしくなってしまうのですが、良い効果的な練習方法などあれば教えて下さい。
 あと譜面が基本的に弱いのですが、どうしてもCの譜面で見ることが多くてCで読み替えて覚えてしまうと、今度Bフラットの譜面だとちょっとわかりにくくなってしまいます。これも慣れるしかないのでしょうか?



 <エアメール〜>(in Bb)で右手小指をずらすような動きってありますか?もしかしてサビのラドミbドラドミbのドとミbのことでしょうか?この場合のドは左手小指の3つあるキイのまん中のキイ(上に飛び出してるやつ)のドを使います。これは比較的よく使う換え指です。
 左右小指の換え指は、曲をスムーズに演奏する上で不可欠なので、日頃から面倒がらずに丁寧にトレーニングしておきましょう(と自分にも言い聞かせてます)。僕は右手小指のド#(4つのキイの上外側)がどうも苦手だったのですが、スケールやパターンで練習している内に、アドリブなどとっさの状況でもごまかさずに使えるようになりました。
 
 次に、キイ(調)の問題ですが、これは僕も耳が痛い。管楽器は基本となる調の単純な運指にキイ(こちらは楽器のキイ)を付属して、言ってみれば無理矢理臨時記号に対応してるわけですから、難しい調の演奏が難しいのは当たり前!またそういう構造である以上、臨時記号がたくさん付けば付くほど、サウンドも悪くなってしまうわけです(だからクラシックではA管を用いたりする)。・・・と開き直ったところで、難しい調でやらなきゃいけない時もあるわけですから、これはもう根気強く練習するしかありません(と、やはり自分に言い聞かせてます)。僕は、優しい調で演奏した自分のアドリブを半音上げたり下げたりして吹いくというトレーニングをやっています。自分のフレーズだから歌いやすいしすぐに実戦に使えるというわけです。
 
 最後にin Bbとin Cの譜面の読み替えについて。僕の場合、クラを手にした時はin Bbの「ド」が基準となり、C譜を読む場合、Cの音を「レ」と読み替えて吹いています。訓練をすればほとんど問題なくそれで対応できるようになります。僕の場合、スタンダードのメロディ譜程度であればC譜でいけますが、こみいったパート譜や正確を期するものの場合はin Bb譜を希望します。移調楽器を演奏する場合は、やはりその楽器の基準になるドを「ド」と感じられないと、いろいろ不都合が生じるのではないでしょうか。

【谷口英治】


 




© Taniguchi Eiji /音楽事務所アーテム 1997-2007

E- Mail: eiji@atem-music.com